黄泉国逃走中
黄泉国で夫婦喧嘩 1:伊邪那岐神、黄泉国来訪
妻の伊邪那美神(いざなみのかみ)とまた逢いたい伊邪那岐神(いざなきのかみ)は、とうとう黄泉の国まで追いかけ訪れます。 黄泉の国の殿舎の塞がれた戸を開いて、その中にいるのであろう伊邪那美神に向かっ…
黄泉国で夫婦喧嘩 2:暗闇に浮かび上がったのは
闇の中に浮かび上がった伊邪那美神(いざなみのかみ)の姿。 体中蛆にたかられ、のどがむせぶような音を立てていました。さらに頭に大雷、胸に火雷、腹に黒雷、陰部に折雷、左手に若雷、右手に土雷、左足に鳴…
黄泉国で夫婦喧嘩 3:黄泉比良坂に宿る桃の木
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)はひたすら逃げますが、追いかけてくるのは母都志許売だけじゃありませんでした。 伊邪那美神(いざなみのかみ)の体にいた8つの雷神と、さらになんと千五百(ちいほ)に及ぶ黄泉…
黄泉国で夫婦喧嘩 4:夫婦の別れと伊邪那美神の呪い
桃の木のおかげで軍勢達は退散しましたが、逃走劇はこれで終わりにはなりませんでした。 最後の最後に、伊邪那美神(いざなみのかみ)が追って来ました。 そのため伊邪那岐神(いざなぎのかみ)は、千人の力…
三貴子出現 1:清めの儀式
迎えに行ったにも関わらず、結局別れることになった伊邪那岐神(いざなぎのかみ)。 一段落して己の体を見回すと、大変穢れていることに気づきます。 「私は嫌な大変に醜く穢れた国に行っていた。体を清めよう…
三貴子出現 2:禊より出現する陸路の神々 前編
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)が禊祓(みそぎはらえ)をして、出現した神様は次の通りです。 御杖:衝立船戸神(つきたつふなとのかみ) 御帯:道之長乳歯神(みちのながちはのかみ) 御袋(みふくろ)…
三貴子出現 3:禊より出現する陸路の神々 後編
陸路に関わる神の続きです。 袋から出現した時量師神(ときはからしのかみ)は、解き放つことの神です。袋とは、正しくは「嚢」と表記されます。 現代のよくあるような口が開きっぱなしのバッグではなく、口…
三貴子出現 4:禊より出現する海路の神々 前編
ここから先は海路に関わる神々です。 古代の人々は河海に悪霊や邪気が流れていると信じており、そのような悪霊や邪気も神様のひとつと捉えていました。 手巻(たまき)とは、手首に巻く装身具のことです。こ…
三貴子出現 5:禊より出現する海路の神々 後編
八十禍津日神(やそまがつひのかみ)と大禍津日神(おおまがつひのかみ)という、あまりに恐ろしい神様が出来てしまったので、その禍(わざわい)を直すための神様も出現しました。それが神直毘神(かむなおび…
三貴子出現 6:日本人の総祖神現る
伊邪那伎神(いざなぎのかみ)は続いて左の目を洗いました。すると、天にましまして照りたもう、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が出現しました。 次に右の目を洗いました。すると、月読命(つくよみのみ…
三貴子出現 7:建速須佐之男命の追放
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)に命じられ、天照大御神(あまてらすおおみかみ)は高天原を、月読命(つくよみのみこと)は夜の世界を治めておりました しかし建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)だけ…
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